DECO DANCE SCHOOLのヨガインストラクターTara(タラ)です
ヨガアシュラムスタッフ編 何故インドへ?そしてアシュラムに行くのか?
私がインドに行くのは今回で8度目となりました。
インドに行く目的は、大抵の場合がヨガの練習で、アシュラムでの生活を通して心や体をを整えることです。
アシュラムとはヨーガを実践する場です。ヨギー達が住み学び修練する場所・・村や集落のようです。
時間割や規則が存在していて、決まった時間に同じ練習をして、与えられた仕事をし、祈り、瞑想し、食事、就寝します。
無駄なおしゃべりや行動を避け、批判や中傷もしません。
楽しいときは楽しみます、そして時間に合わせて次に与えられている事に行動を移します。
上下関係もなく、年齢や社会的地位も知らない人達で共同生活をします。
自分の真の姿、強さや弱い部分をみせつけられます。
シンプルな生活により、自分で自分の姿を見つめることができます。気づきも多いです。
自分のマインドの純粋さが無くなってしまいそうな時や、疲れた身体に気づくとアシュラムで生活したくなります。
良い人間とは、周りに良い影響を与える人です。
努力で良い人間、好ましい人になれるなら頑張って努力します。
なぜヨガは長い間受け継がれたのか?
ヨガはインドが発祥地です。
起源は四千五百年前とも五千年前とも言われています。
このように何千年もの歴史をもつヨーガです。ヨーガが何故人々から代々受け継がれているのか?
流行り廃りもあったと思いますが、細々とそして流行したりしなかったりしながらずっと続くものです。
なぜずっと受け継がれているか?
それは人に悩みや苦しみという納得できないことがあるからです。
自分一人ではなく、社会と関わっていく事が人生だからです。
今の自分に納得していないからヨガを練習している。より良い自分になる為にヨガと向き会ってみる。それぞれに理由があったり無かったり。
何か自分に足りないものがあると感じていたり、切り替え時や節目がわからない時、ヨガは今後の人生に大いに役立ちます。
心と体は繋がっています。
心が弱くなったり、考えが忙しくなり過ぎると、身体に不調として現れます。
頭痛、肩こり、胃腸炎、生理痛、更年期障害、腰痛・・巡るはずの酸素の流れが悪く、体内が冷えて血液の循環が悪くなっているからです。
現在においてエクササイズ的な意味でヨガをしましょうとかヨガの練習とか言いますが、実はヨガとは大きなカテゴリーでヨガなのです。
ヨガとは自分と社会のつながりであり、行動の仕方や、心の有り様、個人やグループでのライフスタイルでもあります。
この考え方はヨガのアーサナ(ポーズ)の練習をしていくうちに徐々に身に染みてきます。
先生や他のヨガ仲間からいろいろ教わっても、本人がこれがヨガだと気づくまでに個人差はありますが時間が必要です。
アシュラムスタッフとしてインドへ
今回の旅のメインはカルマスタッフとしてヨガスクールのTTC(ヨガの先生を育成するコース)に参加することでした。
私はインドのデリーまで行き更に北へ移動して山の中のスクールに到着しました。
当初の予定では、TTC中のアーサナのアシスタントもしくはバケーションで滞在している方とヨガの練習をするなどでした。
行ってみたらそんなポストはなくて。。笑 ひたすら建物自体が未完成のヨガスクールの片付けや掃除、スクールやTTC生の補佐とプロモーションをしました。掃除と片付けでの屋外作業で、直射日光の下で作業することはほぼ人生に無かったことでしたので、体力的はきつかったです。曇りや雨が続いても気分が鬱ぎますが、強すぎる陽射しもまた感情をコントロールするのに適していないことがわかりました。
そうはいっても、朝イチのプージャ、午前中はアーサナとプラナヤマを生徒たちと一緒に練習しました。
頑張れたのは、Yogi先生というスクールの校長先生兼オーナーが黙々とご自身の仕事をこなしていたからだと思います。
(TTC生徒のレッスンと資料作成、オンラインの生徒のレッスン、生徒とスタッフの食事の管理、建設中の建物の現場監督、来客対応などなど。。)
忙しそうでしたが立派にこなされておりました。尊敬・・
私のアシュラムでのスケジュールです
5:00起床、身支度を整える
6:00プージャ 瞑想
7:30モーニングティー
7:45アーサナ
9:00プラーナヤマ
10:15ブランチ
11:00カルマヨガ(スクールを綺麗に保つための作業を総出で行うことが多かったです)
休憩
13:00レセプション業務 雑務 清掃 管理
16:30ウォーキング
18:00洗濯とシャワーとドミトリーの清掃 ナイトウォーク
19:15ディナー
20:30瞑想
22:00就寝
*TTC生は別メニューで午後も学びと練習のスケジュールがびっしりです・・
アシュラム生活において特に考えさせられた事
・教える先生の態度そして教わる生徒の姿勢
・謙虚さの大切さ
・丁寧さで伝わる事
・集団の中でエゴを極力抑える努力
・まっすぐな姿勢で物事を捉える必要性
・自己と向き合って、心の動きを観察をする
・人との関わりと個人のあり方のバランスをとる
・言葉とは
・静かな怒りの表現・・沈黙
・行動と言葉による怒りの表現・・暴力
・優しさとは
・気遣いとは
・厳しさとは
このスクールでの体験は忘れないでしょう。学び多き経験でした。
私達は何かしらの社会や学校などでのコミュニティに所属しています。
アシュラムでの経験を活かして人間関係を学び、周囲と調和して生活ができたら平和だなと思います。
今回アシュラム編で感じたことは
肉体の機能を磨くこと、そしてヨガのアーサナの練習は続けるべきです。
心をいつも平静で穏やかに保つ為に、魂の修練のための学びと実践はもっと続けるべきですということです。
魂は変わる事はないし古びたりしない、知識はどんどん成熟していきます。
肉体は魂の乗り物です。丁寧にメンテナンスすれば調子良く乗り続けることができます。ですがいつかは手放します。
肉体に執着するのをやめると、少し心が楽になりました。
今回の旅での収穫は
自分のことも然り、人の外見や肉体にも興味が薄れた旅でした。執着を一つ手放せて嬉しいです。
Om Shanti Shanti Shanti
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