こんにちは!
舞川瑞です。
私の思う、歌に気持ちをのせることについてお話させていただきます。
今回話す内容は聞き手に
「感情を与える」
「情景を届ける」
この2つを目的として話を進めていきます。
感情面で気持ちをのせる
感情面で大切なポイントは2つ
1つ目
“”曲に入って歌うこと””
これはいかにその曲の世界に入れるかを意味しています。
曲の歌詞や伴奏、世界観をしっかり自分に落とし込み歌っている本人が情景を想像しながら歌わないと聞き手には届きません。
オーソドックスなラブソングを例を挙げると初恋、片想い、交際中、失恋など必ず自分と対するもう1人が存在します。
なのに、淡々と歌詞をなぞり音程を合わせて歌ったって感情はのりません。
その人を思い浮かべて、その時の情景を思い浮かべて、そこにいる自分が歌わないと感情はついてこないのです。
逆に、音が不安定でも上手く歌えなくてもその情景を想像することが出来れば感情はのせることが出来ます。
歌詞や曲調を自分のものにできるとなお、気持ちがのっていくと思います。
2つ目
“”躊躇わず、さらけ出すこと””
これは特に日本人に必要な事だと思います。
照れくさくなったり、恥ずかしくなったり、これが気持ちをのせるということに影響を与えてしまっています。
確かに私自身も仕事で歌を歌っていますが、プライベートで友達とカラオケなどに行く時は恥ずかしさから躊躇って歌っている時期がありました。
そんなある日、仕事の時のように思わず感情全開で歌ってしまったことがありました。
歌い終わって我に返ると周りはみんな固まり、静まり返ってました。
やってしまった、引かれてしまったと後悔していたのですが、まさかの拍手喝采。
感動した、凄かったと言って貰えたことがあります。
実は感情を全開で歌ったら恥ずかしいなんてことはなかったんです。
これは私だけに限った話ではなく皆さんにも当てはまることです。
躊躇するのではなく、さらけ出して感情を出してみる。
それだけで聞いてくれてる人にはあっさり届いたりするのです。
技術面で気持ちをのせる
技術面で大切なことは2つです。
1つ目
“”息の量を調節する””
俗に言う、抑揚をつけると繋がる内容になります。
ずっと強く、またはずっと弱く歌っていると聞き手は興味を失ってしまいます。
曲の中でどこの部分が重要で、どこを盛り上げたいのか。
逆にどこをしっとり弱めたいのか。
などを考え、強くしたい時には息に乗せる声の量を増やす。
弱めたい時は声の量を減らし息の量を増やす、といった声の量と息の量の調節をすると抑揚をつけることができます。
また、フレーズの最後などもしっとりした曲調には萎んでゆくように息を調節し、ハツラツとした曲には余韻が残るように声を調節したりと、息の量を調節することで色んな場面で気持ちをのせやすくなります。
息の量を調節する為にも腹式呼吸のトレーニングが必須になりますね。
2つ目
“”歌詞を読み解くこと””
その曲の歌詞をしっかりと読み、解釈をすることでどの言葉を伝えたいのか。
どの言葉がキーワードなのか。
どこを強調しないといけないのか、がわかってきます。
しっかり曲を聴いて、歌詞を読んで、自分なりの解釈でいいと思いますのでどんな気持ちでこの曲を歌うんだろう。
どういう時に歌っているのだろうと分析することが気持ちをのせるということの第1歩になります。
さらにフレーズの切れ目も意識して読んでおけると歌いやすさも増すのではないでしょうか。